外科

外科について

下肢血流の評価、下肢静脈瘤の検査、治療も行います。
小さなケガから、大きなケガまで対応いたします。緊急性の高いケガも見極め、適切な医療機関へつなぎます。
出血の多い傷や縫合が必要な傷、脱腸や盲腸、痔に骨折、擦り傷など、ご相談ください。

下肢の症状・疾患下肢の症状・疾患

静脈瘤の外見は多彩で、様々な形態をとります。網目状・クモの巣状に浮き出てきたり、瘤(こぶ)のようにふくらんで蛇行している状態をいいます。血液を末梢から心臓に静脈血が逆流して、こぶのように膨らみます。これが下肢静脈瘤という病気です。

静脈瘤の症状としては、重苦しさ、かゆみ、むくみ、足をつるといったところから、病態が進んでくるとあざができてしまったり、潰瘍という傷ができてしまったりすることがあります。

一体自分は本当に静脈瘤なのだろうか、手術をしなければならないのだろうか、早く手術をしなければダメなのか、どの様な治療方法があるのかなどの他、見た目なども気にされる方が多いです。

「手術不要」を診断する場合も多く、手術をお勧めするような”重症”の方は数人に1人くらいです。
しかし、一般の方が状態を見極めるのは難しく、ご相談者さんには1度来院頂き、診察の上、状態をお話しております。

足・脚のむくみの原因も多岐にわたります。

下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、リンパ浮腫、甲状腺機能低下症、心不全、腎不全、栄養低下、運動不足、関節炎、血管炎

足のむくみの原因もわからずに漢方薬など内服していませんか?

症状が出るのには原因があります。

その原因を検索し、治療を行う必要があります。

お悩みの方も医師の診断で自身の状態を把握できれば、安心されますし、対処の仕方もイメージできます。 気になっていらっしゃる方は、一度ご相談ください。

アテローマ(粉瘤・皮下腫瘤)アテローマ(粉瘤・皮下腫瘤)

粉瘤とは?

粉瘤は皮膚の「のう胞」(袋状の病変)では最も多い疾患です。体のどの部分にもできる可能性があります。(多くは顔・耳の周り、体幹部にできます。)のう胞の中心に黒色の点が見られることが多くあり、大きさは数ミリのものから何センチにもなることがあります。感染すると赤くなって大きくはれ上がり、そのままにしておくと皮膚が破れて内部から膿が出てきます。
どの粉瘤が感染するのか、しないのかの判断はできません。
一度感染をしてしまうとのう胞はとてももろく完全に取り除くのが難しいため、再発する恐れがあります。
感染した場合には皮膚を切開し、膿を出して洗浄する必要があります。
周囲の皮膚や脂肪組織の炎症が膿を出した後にも改善しない場合には、抗生剤を内服する場合があります。

粉瘤の診断は通常見た目でできますが、脂肪腫などの似たような症状を引き起こす疾患がいくつかあり、病理検査に出すことにより確定診断をつけることができます。

悪性病変ではないため、治療が必ずしも必要になるわけではありませんが、切除することが一番の解決策となります。

手術による治療

局所麻酔で手術を行います。
粉瘤の場所により、服の外に出るようなときには目立たないように皮膚を閉じることもできます。
手術時間は通常30分前後です。

手術の後は?

局所麻酔の効果は通常1~2時間です。
術後の痛みが心配な時には痛み止めを処方します。
通常術後抗生剤は必要なく、術後の処置として消毒は必要ありません。創部を自宅で石鹸で洗います。
術後1~3日目に受診、創部を確認します。
抜糸が必要な時には術後7日目前後に受診していただきます。または病理結果が出たころに合わせて抜糸をします。(お尻や関節部分などの強い力の働きやすい場所を切ったときには、抜糸までの時間を延ばすことがあります。)

ソケイヘルニアソケイヘルニア

そけい部(いわゆるVゾーン)はお腹の底にあたる部分で、二足歩行する人間は毎日内臓の全重量がかかります。この圧力に耐え切れなくなった時、腹壁の弱い部分が広がり皮膚の下で腸が飛び出してきます。これが脱腸(ソケイヘルニア)です。

このような症状のある方はご相談ください。

  • 立った時に太ももの付け根に柔らかい膨らみが出ている(ふくらみが陰嚢の方まで出る)
  • その膨らみは手で押したり、横になると消える
  • なんとなく下腹部に違和感や不快感がある
  • 下腹部にときどき差し込むような痛みがある
  • お腹が張っているような感じがする
  • 陰嚢が膨れている

フットケア・爪外来 フットケア・爪外来

糖尿病や動脈硬化症など、足の病気に対してハイリスクな方に対して、水虫、胼胝(タコ)
、巻き爪、陥入爪、治療を行い、併せて足の清潔・爪切り等の足のセルフケア指導を行います。必要時には血流評価を行います。

糖尿病の3大合併症の一つ、末梢神経障害になると足に傷を負ったことに気が付かずに傷の悪化を招いてしまうことがあります。血流障害により傷が治りづらく、また糖尿病の方は感染のリスクも高くなります。

主な病気

・糖尿病性足病変(壊疽・潰瘍・末梢神経障害・筋萎縮)・爪のトラブル(巻爪・陥入爪・爪白癬・肥厚爪)・皮膚のトラブル-胼胝(タコ)・鶏眼(ウオノメ)・疣贅(イボ)・足白癬(水虫)・蜂窩織炎

痔

痔は、痔核(イボ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろう(あな痔)の3つに大きく分けられます。
そのうち、約半数を占めるのが痔核(イボ痔)で、裂肛(切れ痔)、痔ろう(あな痔)は1~2割程度です。

痔核(イボ痔)とは、肛門の血の流れが悪くなり、血管の一部がふくれあがりこぶ状になる痔です。 形がイボに似ている為イボ痔と呼ばれます。 症状としては、出血や脱出です。

裂肛(切れ痔)とは、固い便によって肛門付近が切れたり裂けたりする痔のことです。慢性的な便秘や下痢により起こりやすくなり、男性よりも女性に多いのも特徴です。 症状としては、出血や排便時のキツイ痛みです。

痔ろう(あな痔)とは、下痢などによる細菌感染が原因で、肛門のまわりに直腸からばい菌が入り、炎症を起こし、膿の袋ができて、最終的に直腸と皮膚とつながるトンネルができる痔です。 老年~中年の方に多く、また男性に多いのが特徴です。症状としては、発熱と肛門周辺の痛みです。

肛門周囲膿瘍や血栓性外痔核など急激に発達し、痛みや発熱を伴ったりする場合もあり、手術が必要になる場合もあります。

自分で確認するのが難しい場所でもあり、デリケートな箇所のため受診をちゅうちょしている方もいらっしゃると思いますが、排便は毎日のようにあるため、肛門の病気はQOL(Quality of Life、生活の質)にとって、治療することが重要と考えます。

内科

内科について

風邪や腹痛から、高血圧や糖尿病などの生活習慣病まで、幅広く診察します。
各種検査、健康診断、予防接種にも対応しています。健康に関する相談事もぜひどうぞ。

生活習慣病治療・各種健診・予防接種生活習慣病治療・各種健診・予防接種

高血圧症・高コレステロール血症・高脂血症・高尿酸血症・糖尿病

これらはいずれも動脈硬化症、血流障害の原因になっています。
また日本人の死亡原因の第2位は心血管障害によるものです。

上記疾患にならないための予防(健診)、治療を積極的に行っております。

診療時間

診療時間
10:00~13:00
15:00~19:00

■休診日/月曜、日曜、祝日